2000/11/2(thu) Sheena & The Rokkets@京都・京都精華大学 木野祭 野外ステージ





シーナ&ロケッツの久しぶりの学園祭ライブは、たくさんの学生さん達+一般のお客さんの
「さすが京都。ロックの楽しみ方を知ってるなー。」と思った明るく盛り上がるロックの心と
それに応えて弾けまくるシーナさん、ロケッツの4人のハートがスパークした
本当に素晴らしいステージになりました。
(写真を見ても、まさに「学園祭がライブハウスになった!!」そんな感じですね。)
アンコールの"サティスファクション"の後、鮎川さんのMCの中にあった「I Love You」の言葉に
反応してだったか、お客さんの「I Love You」の一声が、"I Love You"の曲を求めるたくさんの
コールになって(私も一生懸命叫んでいました(笑)。)それに応えたシーナさんの
「アイ・ラブ・ユー!」
から曲に突入したという事でも、いかにバンドとオーディエンスの心が
近かったかわかっていただけると思います。
川嶋さんのドラムが猛烈に"You May Dream"の後半を盛り上げる中「ユメ」「ユメ!」と何度もリフレインして
時に一人一人に語りかけるように、時に強烈な激しさで歌うシーナさん。
いずれは社会に飛び立っていく学生さん達一人一人に「夢見る心=ロックの心」を忘れないでね、と
シーナさんのそんな優しい気持ちがきっと込められていたのでしょう。

"サティスファクション"ではシーナさんに導かれてステージ最前でオーディエンスの視線を一身に
浴びてプレイした渡辺さんはもうすっかり歴代のベースマンのイメージを
完全に吹っ飛ばす堂々たるベースマンぶり。
鮎川さんは、下の写真がすべてを語っているというか、オールタイム変わらないかっこよさと熱さと人間っぽさと
ワンステージごとに何か必ず常人には絶対できないギタープレイの奥義を見せてくれる、音楽の、人生の先生。
それはこの日も当然ながら変わらず!!
そして、この日のシーナさんは、個人的に一番好きかもしれない黒い革のジャンプスーツでひょっしたら
心の解放のされ方が"Rock The Rock"ツアーの時以上?と感じた「シーナ!シーナ!シーナ!」の
明るく激しいシーナ・ワールドを展開。
マイクスタンドが客席の中に落ちてしまっても、何も慌てず上げてくれたお客さんに
「ナイス!」って感じで微笑み返すキュートなそぶり、ステージにかぶりつきでシーナLove!!のお客さんへ
自らしゃがんで顔を近付けての優しい対応等、激しさの中に鮎川さんと同質の
「瞬間的にお客さんの気持ちになれる」
人間っぽさが垣間見らる所が、シーナさんの魅力なんだなあと改めて感じました。
"You Really Got Me"でシーナさんがステージに登場後、いきなり"Vacuum Truck "で爆進して
そんじゅうそこらのバンドとは全然ロックバンドとしての格が違うことを見せつける川嶋さんあっての展開。
「今日の」レモンティーを楽しみまくって叩いているように見える、あの感じ。
川嶋さんには「10年ぶりに復帰した」という形容詞は完全に不要になりました。

ライブの数時間前には「ひょっとしたら中止?」と思うほどの激しい雨が降っていたのに、
そんな事はウソのように雨があがって、天気までも味方につけてしまったシーナ&ロケッツ。
キャンパスを出るために学生さん達が出店しているたくさんの露店のどまん中を
ゆっくりと進むタクシーの中にいる鮎川さん、シーナさんを見つけたさっきライブを見たばかりの
学生さん達がそれこそ横を通るたびに顔を上気させて「わあー、シーナ!」「あゆかわー!」「ありがとー!」
と手を振ったり、声を上げているのに、一々手を振って応えていらしたお二人。

京都精華大学もシーナ&ロケッツも最高!!本当に素直にそう思えた、2000年11月2日でした。

<Setlist>

1.Batman's Theme (Neil Hefti) バットマン
2.Rock is alright ロック・イズ・オーライト
3.Virus Capsule ビールス・カプセル
4.You Really Got Me (Ray Davies) ユー・リアリー・ガット・ミー
5.Vacuum Truck バキューム・トラック
6.Happy House ハッピー・ハウス
7.Jet Coaster ジェットコースター
8.Train Train トレイン・トレイン
9.You May Dream ユー・メイ・ドリーム
10.Lazy Crazy Blues レイジー・クレイジー・ブルース
11.Lemon Tea レモンティー
12.Jungle Of Love ジャングル・オブ・ラブ
<ENCORE>
13.Satisfaction (Jagger - Richards) サティスファクション
14.I love you アイラブユー
15.Johnny B. Goode (Chuck Berry) ジョニー・B・グッド




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