Sheena & The Rokkets@CLUB Que,Shimokitazawa '02

2002年10月2日 Sheena & The Rokkets @Club Que,東京・下北沢

<Setlist>
SE:Songs from「ROLLING STONES FORTY LICKS」
1.Batman's Theme (Neil Hefti) バットマン
2.Get it on babe ゲリロン・ベィブ
3.Walkin'The Dog (Rufus Thomas) ウォーキン・ザ・ドッグ
4.Virus Capsule ビールス・カプセル
Sheena Kome in
5.You Really Got Me (Ray Davies) ユー・リアリー・ガット・ミー
6.Suzy-Q スージーQ
7.Happy House ハッピー・ハウス
8.Jet Coaster ジェットコースター
9.Rock on Baby ロックの好きなベイビー
10.Be Bop A-Lula (Gene Vincent) ビーバッパルーラ
11.Dynamite ダイナマイト
12.Lady Sniper レディー・スナイパー
13.Poison ポイゾン
14.Train Train トレイン・トレイン
15.Bad Boy Blues バッドボーイ・ブルース
16.Cry Cry Cry クライ・クライ・クライ
17.Lazy Crazy Blues レイジー・クレイジー・ブルース
18.Lemon Tea レモンティー
19.I Wanna Be Loved (Johnny Thunders) アイ・ウォナ・ビー・ラブド
encore
20.Satisfaction (Jagger - Richards) サティスファクション
21.My Bonnie マイ・ボニー
22.What A Wonderful World ホヮット・ア・ワンダフル・ワールド
(Joey Ramoneのアルバム"Don't Worry About Me"収録曲のカバー)

Thanks to RokketWEB for setlist textData

Pix Page #1 #2 #3 #4 #5 #6 #7




10月2日、鮎川家のホームタウン下北沢はCLUB Queでのワンマンライブ。
さすがロックの街、下北沢、「ちょっとうるさいロック通」大集合といった
感じの男女のバランスもほぼ同数といった満員のオーディエンスがライブ開始
を待ち構えるフロアに流れるのは、ストーンズの「FORTY LICKS」の曲達。

ホームタウンらしいリラックスした鮎川の笑顔と伴に"バットマン"でライブ
スタート。
完璧なロケッツ・スタイルのロックンロールで決めた"ウォーキン・ザ・ドッグ"
「家の近くやけん、この辺は犬と歩きよるよ。家の犬もロックが好きで。
オーライ、ウォーキン・ザ・ドッグ!」というアットホームでかつかっこいい
鮎川さんのMCから突入、
演奏後の鮎川さんは「"ウォーキン・ザ・ドッグ"は、
今新譜(「FORTY LICKS」」が売りよるストーンズの1stから学びました。
ストーンズからルーファス・トーマスの曲という事を教わって、名古屋でシーナ
&ロケッツは共演することができました。80代半ばで半ズボンに赤いサファリ
ルックで『メンフィスに来たら電話してくれ!』って言うから『電話番号教えて。』
と聞いたら『電話帳に載ってるぜ!(笑)』それがルーファス・トーマスおじさん
でした。素敵なロックの思い出の一つです。」というエピソードを披露。

そんなハッピー・フィーリングから一転"ビールス・カプセル"のあの世界にオーディ
エンスを一気に引きずりこむ鮎川さんのロックの磁場の大きなはもの凄く、鮎川さん
の独壇場を支える川嶋さん、渡辺さんのリズム体もいぶし銀的な最高の輝きを見せて
くれて、レザー・ファッションのシャープでパンクでちょっとかっこ良すぎるシーナ
さんがジョイントしてからは、演ってくれるだけでもう感激のナンバー"ロックの好き
なベイビー"でこの日のライブが特別な物であることを感じたのですが、それは序曲で、
"ダイナマイト"での凄すぎる4人のパフォーマンスには心が金縛り状態になりました。

強靱としか言いようない川嶋さんのドラムに乗って虚空を貫くといった感じで
響く鮎川さんのレスポールサウンドと気迫のボーカル
、サビの「Beat!」「Heat!」
のシャウトをかっこよく決めて曲を引き締める渡辺さん、鮎川さんが歌っている
間は後ろに控えていて「3-2-1-0 !」の時にさっと前に出て来てシャウトを決める
シーナさんのロックな美しさ。シーナさん、鮎川さん、渡辺さんが横一線に並ぶ姿
の美しさ、バンドサウンドの迫力の尋常でなさ等々、シーナ&ロケッツのロックの
美学、プロファッショナルな「こんなのも出来んでロックバンドの看板は出せん!」
とでも言うようなバンドの底知れない実力を目の当りにして、川嶋さんの復帰後、
初ライブ@中標津シルベットホールでの"ダイナマイト "も 凄いかっこよかった!と
いう思い出も頭の中をグルグル回って、演奏が終わった瞬間の会場の「凄すぎるもの
を観てしまった!」というどよめきみたいな物も本当に印象的で、2002年のシーナ
さん、鮎川さん、川嶋さん、渡辺さんの"ダイナマイト"は私にとっての伝説的な演奏に
なりました。

その後の"レディー・スナイパー""ポイズン""トレイン・トレイン""バッドボーイ・
ブルース"の流れではバンドの力量の奥行きをたっぷり見せてくれて、特に"レディー
・スナイパー"をフェイドアウトするようにベースとドラムだけで終わらせて、鮎川
さんが「ガガガガ ガガガガ」とポイズン"のリフを刻み始めた時のロックのセンス
のかたまりのような瞬間には息を飲み、本当に惚れ惚れしました。

"クライ・クライ・クライ"で胸がキュンとなり、最後は"レイジー・クレイジー・
ブルース"から"レモンティー""アイ・
アイ・ウォナ・ビー・ラブド"、アンコールの
"サティスファクション""マイ・ボニー""ホヮット・ア・ワンダフル・ワールド"まで
バンドとオーディエンスが一体になった興奮と歓喜の途切れることないラッシュ&
ラッシュとなりました。

すべて終わってステージから去り際にステージ直前の何人ものオーディエンスと笑顔
で「ありがとう。」と握手している鮎川さんに贈られた「かっこいいぜ!」の声も
忘れられません。

What A Wonderful Sheena & The Rokkets !!

 Report & Pix by maorau(HHH)

 

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