Sheena & The Rokkets@ON AIR EAST '01

Sheena & The Rokkets 2001年7月25日@ "The Rock Gigs Special"
at ON AIR EAST, 渋谷・東京
<Setlist>
1.Batman's Theme (Neil Hefti) バットマン
2.Oh no! I'm flash ホラフキイナズマ
3.You Really Got Me (Ray Davies) ユー・リアリー・ガット・ミー
4.Happy House ハッピー・ハウス
5.Vacuum Truck バキューム・トラック
6.Loudmouth (Ramones) ラウドマウス
7.The Jungle Of Love ジャングル・オブ・ラブ
8.Lazy Crazy Blues レイジー・クレイジー・ブルース
9.Lemon Tea レモンティー
10.Taikutsuna sekai たいくつな世界
11.I Wanna Be Loved (Johnny Thunders) アイ・ウォナ・ビー・ラブド


 愛するジョーイ・ラモーンが天国へ行ってしまって、でも「悲しみにくれるより生きている
者は亡くなった人の分まで輝いて生きて行こう。」とライブ・ツアーで追悼ライブでメッセー
ジしてきたシーナ&ロケッツ。そんなシーナ&ロケッツがディー・ディー・ラモーンと2000
年にはパイレーツとウィルコ・ジョンソン・バンドで大いに盛り上がったON AIR EASTで同
じステージに立つ!!

 1月の無茶苦茶かっこよかった@原宿アストロ・ホールのライブの後、本当に幸運な事に
ディー・ディーにサインをしてもらえて、その時、サインをした写真集からジョーイを見つけ
て、「ジョーイ!ジョーイだ。かわいいネ!」とニコニコしたディー・ディー。実の弟のよう
に可愛がっているんだなあと思った、その時の印象が忘れられず、今回急遽シーナ&ロケッツ
と同じステージに立つ事が決まったと知った時、ディー・ディーのジョーイを思う心が決めた!
と思ったのでした。

 そしてON AIR EAST。ラモーンズとニューヨーク・パンクの精神性を引き継ぐという意味
でも日本代表、いや世界代表というべきシーナ&ロケッツは、「ディー・ディーに捧げる」と
"Loudmouth"を決めて、クライマックスは"たいくつな世界"。川嶋さんのドラムがダイナミッ
クに暴れまくる中でシーナさんと鮎川さん交互の「気分次第で何だってできる」「できる!」
の叫びの後、川嶋さん&渡辺さん&鮎川さんの三人がビートの塊になって速いエイトビートに
ギヤチェンジ、爆走するあのロックの躍動感に乗って、シーナさんが「できる!できる!」と
連呼し、ステージ一杯に弾けて輝いている。ステージ上のそんなバンドの姿を観て、強力な音
とビートを身体に受け止めて、「これがあるから生きていける!」と心が弾んで涙が出そうに
なるあの感じ、それを感じる時、シーナ&ロケッツから一生離れられないと思うのでした。

 ON AIR EASTはステージから楽屋前のベランダが真正面に見え、そこでディー・ディーが
ロケッツのステージを観ていたとしたら(絶対観るはず)、その姿を観ながら演奏するのは
プレッシャーと同時に大きな歓びがあっただろうなあと思い、ライブの後、ベースの渡辺さん
に伺ったら「"I Wanna Be Loved" の時ディー・ディーの横でバーバラ(奥様)が踊りまくっ
ていて、無茶苦茶嬉しかった!」との事。ジョニーのナンバーでシーナ&ロケッツとディー・
ディーとバーバラの心が一つになっていた!!

 シーナ&ロケッツの次ぎ、イベントのトリに登場したディー・ディーのバンドは、ディー・
ディー(Vo.&G.)、ボーカルとベース(これがいいんです!)のバーバラ、そしてドラムの
本当にシンプルな3ピース・バンドで、全曲ラモーンズ・ナンバーを演奏。「俺が演る限り、
ラモーンズは不滅!!」そんなディー・ディーの強い自負心がきっとジョーイに捧げられていた
のでしょう。アルバム「DEE DEE RAMONE/GREATEST&LATEST」の中の個人的な超お気に入
りナンバー、"Come On Now"の本物のバーバラの歌が聴けたのも嬉しかった!!

 イベント特有のライブ後の慌ただしさの中、ホテルに帰るディー・ディー一行の車が見えなく
なくなるまで見送っていた鮎川さん。後日、ディー・ディーの単独公演に飛び入り出演した鮎川
さん&シーナさん。
 これからもディー・ディー、ラモーンズとシーナ&ロケッツの絆はずっと続いていく。

 Report & Pix by maorau(HHH) 







  



  




  




  









   







   


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