2007.3.2 Makoto Ayukawa@Iggy Pop & The Stooges Night
"イギー・ポップ&ザ・ストゥージズ"
★ 新作誕生記念パーティー★先行アルバム試聴会&トークショー
2007年3月2日(金)@
レッドシューズ
東芝EMIによるイベントの公式サイト










toと
鳥井賀句さん、TAKAさんとのトークショーの中から
 鮎川さんが語られた事を書き起こしました。

ストゥージズとの出逢い

70年代に入って「ロウ・パワー」を聴いて、強烈で、
「69年にこんな音があったんか!」と遡っていった感じ。

その時感じたストゥージズの魅力

 素晴らしく削ぎ落としたロックフォーム、様式、
 新しいブルースというか、リフレインのくり返しの魔術みたいな、
とんでもなく若いのに、インテリで、凶暴で、
「毎回同じことをせん!」というような
 
何か感じるんよ。ロックの大切なものを。

今回のアルバムと今のイギー・ポップ、ストゥージズについて

今度の「ザ・ウィヤードネス」というのは、
「聴いた!」「ねえ!」
言葉の乗せ方やら、
「どう思う!?」(賀句さん、TAKAさんに強い呼びかけ)
もうこれ以上かっこいいフレーズないと思っているのにさ、
ロン・アシュトンと弟のドラムのスコットが
もう押し寄せて来てさ!!
イギーは、もういろんな・・・半分以上ひらめきやろうね・・・。
誰も勝てんよね、あんなんやられたら。
30何年も経ってさ、今あの4人がさ、目の前であれやられたら、
もう・・・
みんなぶっ飛ぶね。
凄い!本当に今それをやっとるからね。
あのサウンドを聴いたら、
震いつく。
俺、ギターだからわかるけどさ、ロン・アシュトンは、本当素晴らしい!!
アメリカの国宝やね。
マイク・ワッツっていうのが強力やねえ!ミニッツ・メン。
どうしてあんな人がおったのかわからんけどさ、今の4人はパワーアップしてる。
この4人が産み出す、
ずーっと波みたいに押し寄せる
4×4、16倍ぐらいのスピードがさ。
イギー・ポップは今度のは
ふわーっと歌う歌が凄いあるんよ。
一人でガッーと歌うイギーもかっこいいけど、
ストゥージズという有機体に入った時に、何かね、
"ATM"とか"Free & Freeky"とか、今の事を言いよるんよ。今の時代のね。
イギー・ポップという人は、ブルースも凄い、
ブルースは、アフロアメリカンの血がアメリカ大陸に開いたビートやけど、
イギー・ポップは、ネイティブ・アメリカンのあの土地の守神というかさ、
「ここは俺が守る。」って言って裸の馬に乗って走るようなさ、
そういう人間のパワーがね、もの凄く来るんよ。
それが今回バシバシ来てさ。
そりゃデトロイトやけね。
デトロイトはロックンロール・マジックの街やったと思うんよ。
モータウンもあるし、ジョン・リー・フッカーもおる、
アメリカの車の産業で
?&ミステリアンズみたいな
メキシコの働く人とかずっと集めてさ、凄い音楽が誕生した。
ニューヨークがかっこ良かったり、ロスもかっこいいけど、
ねえ、デトロイトと思わんね!?アメリカのロックといったらね。
ドアーズとかがはやったりしよる頃、
ミステリアンズみたいな、ソウルがある、
ちょっと言うなら異民族やん、メキシカンやん、
でもあんなビートでさ、狂って踊りながらさ、
あの繰り返しよね、ナインティシクスティエイズちゅうて
ひねりながらこうもだえていく感じ、
あれをイギーがガーンって広げたんよね。
エレキの音とマーシャルアンプと仲間の結束でね。
今度のの発売日は決まったと?
(3月7日、日本先行発売と聞いて、会場の全員に向けて)
Yeah !! 3月7日だぜえ!! みんなに所にビートが届くぜ !!
(会場中から拍手喝采)
俺達3人しゃべりよるけど、
どげんイギー・ポップが凄いか。
みんなも忠誠を尽くさんといかんから、
ロックンロール好きな人は。
ストゥージズを称えんといかんし、広めんといかんし、
いつも側に置くとかないといかんのです。
(会場中から更に大きな拍手喝采)











鮎川さんは本間さんのレスポール・スタンダードを借りて、
くわえタバコで赤と黒にジョイント。
曲は
"NO FUN"
やはり、これをするために
 天から神様が贈った人なんだ!という
限り無く自由に弾いているんだけど
しかも人のギターなのに
出てくる音の凄まじさといったら、
その場にいた鮎川誠フリークが全員ひれ伏すものでした。


 
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