PV"The Jungle Of Love"Shooting中のSheena & The Rokkets


Sheena & The Rokkets 2000.8.9
Release New Album
Rock The Rock is@Store now!!
断言!ロックの中のロック!!


 鮎川誠が20世紀末に何回も語った「20世紀に産まれた最高の発明"ロック"を21世紀に持って行こうぜ!」の言葉を自ら体現したシーナ&ロケッツが20世紀に誇るロックの中のロック・アルバム。
    
 まるで最初から予定されていたかのようにさりげなく、10年のブランクなど何も感じさせないどころか「凄い!!」の一言しか出てこない更に屈強になったドラムスタイルとバンドを前へ前へ行く引っ張っていくグルーブ感をひっさげて復帰したオリジナルドラマー・川嶋一秀。
 
ベーシスト不在の状況に「まかせられる人間がいないから俺がやる」と自らサイド・ギターから転向し、ベーシストとしての初レコーディングとは到底思えない奇跡的に強力なロックのグルーブを聴かせてくれる渡辺信之。
 
そして、アクシデントで音が出なくなった後、復調した時に改めてその音の偉大さを確認したという長年の相棒、ブラック・レスポールに自分のロックのハートとギタースタイルのすべてを捧げたようなシーナ&ロケッツのアルバム史上最もラウドでハードエッジな音を聴かせる鮎川誠。
 
「最近心が寂しいなあと、そんな時はゴッテリ熱いロックを聴いて欲しい、そう思って作りました。」の言葉そのままに、2000年のライブの核となった「Vacuum Truck」をはじめとする鮎川誠、川嶋一秀、渡辺信之の3人が作り出すライブそのままの壮絶なサウンドとビートをぐっと従えて、まるでもう一個の強力な楽器のようにつき抜けてくるその声が、レコーディングのミックス技術で加工されたものでなくライブサウンドそのものであることが本当に凄い、名実ともにJapanese No.1&Only One女性ロックシンガー・シーナ。
 
「そんな事は何も考えていないよ。」と言われそうですが、シーナの「最近心が寂しいなあ」という言葉に人間の心をなくしたような悲しい事件の多過ぎた20世紀末の日本の状況を照らし合わせて、「神様お願い神様お願い 私のうわべはどうでも わたしの心をよく見て」(天国はあるけど天国には誰もいない)「バキューム・トラックは来てくれる きっと助けてくれるよ」(Vacuum Truck)「こわい夜は今日でおしまい かわいい天使たちがおりてくる」(Woo Merry X'mas)の心の平和を願う歌詞から、「うそつき人間」の時代の悪への警鐘ともとれる歌詞から、人間の本当の心を神に捧げて死ぬまで歌った1920年代のブルース・ゴスペル・シンガー、ブラインド・ウィリ−・ジョンソンの「泣かずにいられない時があるんだ」20世紀最高のロックンローラー、ジョニ−・サンダースの「愛されたい!」20世紀で最も重要なロックンロールバンド、ローリング・ストーンズの「帰ってくると言って!」という悲痛な心の叫びの歌をピックアップした事から、ロッカーだからこそ優しい心で生きる4人の時代を見つめる目が意識無意識に「Rock The Rock」をシーナ&ロケッツのアルバム史上、最もヒューマンでハートフルにし、人間の心そのままの心の叫びや願いの歌詞が"ブルースから生まれたパンクの精神溢れるブリティッシュビート直系のハードエッジなバンドサウンド"に乗ってシーナと鮎川誠によって歌われた時、未来へ前進する限りない希望を感じさせる新しいロック・ゴスペルともいうべき20世紀に誇れる最も進歩したロックを生んだ!!そう思えるのです。

 20世紀ロックの最高の発明の一つである「フィードバックもロックサウンドにするぜ!」という音から突入し、人間本来の感性や情熱に素直に生きて!と訴えながらシーナの歌が燃え上がる、PVも素晴らしかった「The Jungle Of Love」、「天国はあるけど天国には誰もいない」でシーナの「Hey !」のシャウトに続いて突入してくる川嶋一秀のダイナミズム溢れるドラミングとそれにダウンピックで絡みついて重戦車のようなグループを作るベースの渡辺信之のリズム隊の 感激的な素晴らしさ、「うそつき人間」で聴かせる鮎川誠のスライド・ギターとマシンガン・ギターとブルースとロックのテイストが激しく詰まりまくったギタープレイ、「Search Dog」のリンク・レイのスタイルを俺が最もハードに衝撃的に21世紀に引き継ぐぜ!っていわんばかりの気迫のギター、「天国はあるけど天国には誰もいない」「Tell Me」「Search Dog」で聴かせるシーナのタンパリンの曲をグルーブさせる威力と魅力、その他書き切れないほどの聴きどころのある「Rock The Rock」には「Rocky Road」という Rockという果てしない道を進んでいくというバンドの決心の歌が収録されているのも忘れてはなりません。最後、爆走するバンドのビートに乗って鮎川誠が歌う21世紀への願いの歌「May Be」の歌詞のような世の中になってほしいと聴くたびに半ば涙ぐみながら思う。こんなにも激しいロックのアルバムがこんなにも心強く優しい気持ちにさせてくれたことに奇跡的な事実に感謝し、最後にシーナの言葉を借りて「最近心が寂しいなあと、そんな時はRock The Rockを聴いて欲しい。」です!!(文中敬称略)

2001.1.16 HHH まおらう


・Sheena & Ayukawa Talked about "Rock The Rock" in
MiMi FM "KEEP ON JUKIN'"
 with Koh "Kinky" Matsumoto ,Kenjiro Fukamachi 
Part1 Part2

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